撃っていいのは、撃たれる覚悟がある奴だけだ。

配属初日に狡噛慎也との軋轢が生じてしまった朱。執行官との関係性を計りかねたまま、暗澹たる思いで公安局へ向かった彼女に出動命令が下される。自らの監視官という立場に悩みながら、現場へ向かう朱だったが……。


征陸智己役 有本欽隆
ピックアップ……って……何かテレくさい……。しかし、マァ、取り敢えず、職務は果たせたかなと安心しました。今後もガンバリます。

音響監督 岩浪美和
ベテラン執行官で朱をそっと見守っている感じがダンディーでかっこいいですよね。演じていただいている有本さんもとっても素敵な方です。あの渋くて落ち着きと優しさを感じさせる「声」憧れます。世界感の説明は征陸さんが担当する事が多いんですがあの声で言われると説得力がありますよね。若者の成長を少し距離を置いて暖かく見守る姿ってどこか「踊る大捜査線」でいかりや長介さんが演じていらした「和久さん」と重なりませんか？

撮影監督 荒井栄児
第2話では朱の部屋をホログラムでアールヌーヴォー風に模様替えしたり、朱自身も一瞬で服装チェンジしたりします。この物語では「ホログラム」が重要な小道具として登場していますので、撮影でもいろいろ工夫して表現しています。見たことの無い未来の技術を映像にするのは大変でもあり、やりがいのある部分でもあります。ただ、技術の進歩は早いですから、ホログラム看板くらいは近いうちに実現するかもしれませんね。

監督 塩谷直義
「PSYCHO-PASS サイコパス」の魅力に必須なのが、様々な特殊効果による近未来の表現です。その多くが撮影処理によって引き出されています。ドミネーターのエフェクトしかり、街のイルミネーション、ホログラム、様々な効果で「PSYCHO-PASS サイコパス」の世界を構築しております。撮影監督荒井さんを筆頭に、I.G撮影チームの力無くして、「PSYCHO-PASS サイコパス」は成立しないのです。

自分の下した判断は、正しかったのか？

撃つつもりは、なかったにせよ…。

悩む、朱。


しかし、咬噛は、彼女を責めなかった。

むしろ、彼女の下で働けるのを、喜びすら感じている様子。


人は、それほど万能ではない。

人には、人の役割がある。

咬噛も、朱も。

それぞれ、自分の役割を全うするしかない。


そんな、お話でしたね。


脚本虚淵玄(ニトロプラス)/深見真コンテ浜名孝行演出浜名孝行
作画監督中村深雪/植田実/安食圭美術監督衛藤功二

・スタッフ
キャラクター原案：天野明
アニメーション制作：プロダクション I.G

オープニングテーマ「abnormalize」凛として時雨
エンディングテーマ「名前のない怪物」 EGOIST


PSYCHO-PASS声優
狡噛慎也：関智一
常守朱：花澤香菜
宜野座伸元：野島健児
征陸智己：有本欽隆
縢秀星：石田彰
六合塚弥生：伊藤静
唐之杜志恩：沢城みゆき
槙島聖護：櫻井孝宏