2010/01/13 05:32:47
「嘘でも……嬉しかったよ」(爽子)
いや~見てるこっちの、胸が痛い話でしたね!
友人だと思っていた人に裏切られた、爽子の気持ち。こぼれる涙。
計画が失敗に終わり、完全に風早を諦めなければならなくなった、くるみの心情。
正に悲劇。しかも、これ以上ない、というくらいの、ね……
矢野や吉田に叱責されても、くるみは反省したり謝ったりしませんでした。
むしろ開き直り、逆ギレ。
「爽子ちゃんはズルイ」と。
まあ、風早に好かれ、強力な友人も抱える、爽子の現状が羨ましく、
妬ましいのでしょうね。それは分ります。
しかし、「ズルイ」というのは、表現がおかしい。
爽子は、「暗黒の時代」というか、普通の神経なら登校拒否になっても不思議ではない、
「イジメ」のような過去を経験しています。
本人にそのような意識がないにせよ、「苦労人」なわけですから、
ハガレンの「等価交換」じゃないですけど、苦労した分幸せが訪れても、
プラマイゼロ。
ようやくハッピーな状況になった、その瞬間だけを捉えて「ズルい」というのは、
くるみの「エゴ」としか、言い様がないと思います。
「私のこと…嫌いだったの?」と問う爽子に、
「今頃、気づいたの?」
「友達なんて思ったことはない」
と暴露したくるみ。これはキツイですね~!
普通の人なら、こういう経験を乗り越える耐性がありますが、
爽子みたいな、ピュアなキャラには……頬を流れる涙が痛々しい。
吉田が激怒してくるみを怒鳴り、矢野は「風早に、このことをバラす」と最後通告。
まあ、謝らない限りは、当然の流れですよね。
くるみは、バレた瞬間に「全てが終わった」と理解していたでしょうから、矢野を止めない。
その場に座り込みました。
これが現実であれば、風早に情報が伝わり、くるみは破滅するはずですが……
そうならないのが、この作品の特徴というか、「爽子」というキャラクターなんですよね。
サッカーの試合中も、ずっとくるみのことを考えている爽子。
思い出すのは、優しく接してくれた時の、くるみの笑顔ばかり。
「嘘でも、嬉しかったよ」と、爽子。
ここで、僕の胸に「切なさ」という名の激痛が!
…くるみも、騙すならもっと性格の悪い子を騙さないと!
ピュアなキャラを騙すのは、罪が倍以上深くなりまっせ!
結局、くるみの元へ戻った爽子は、「風早君を異性として好き」と、くるみに独白。
くるみが本音を言ってくれたから、自分も……と。
この対応は多分、くるみが全く求めていなかったものだと
推測されますね。むしろ、その想いを封印させたかったはず。
「爽子より自分の方が風早を好き」「アンタなんかに泣いてるところを見られたくない」
などと、堰を切ったように本音をボロボロ言い出しましたが、中でも重要だったのは
風早が、自分のことを好きじゃないのは分ってる
と吐き捨てた部分。
……結局、そこだけはどうにもならない現実で、
だからと言って爽子と風早のカップル成立を黙って見過ごせるだけの、
心の広さも持ち合わせていないので爽子に嫌がらせをした。
それはとても子供っぽい感情で、この辺りがピンのいう「ガキ」を意味するのかもしれません。
本当に風早のことを大切に想っているのであれば、
彼の幸せを願うのが、真の愛情だと思いますね。
爽子を風早から引き離せば、風早が不幸になるだけです。
ああ、でも、「可哀想な人だな」とは思いますよ。
くるみの代わりに試合に出た女子生徒が活躍して、「あの娘がいないから勝てた」
「髪ちゃんと結べ」と、陰口を叩かれていた場面などは、違う意味で胸が痛みましたから。
くるみ自身は「みんなの前で、完璧にいい子」を演じている気でいても、
周囲の反応は、実はそうでもない…という悲劇。
ただ、「ピンに振られた」という噂は、彼女にとってプラスになりそう。
同情票を集める可能性も?
長くなりましたので、この辺で終わります!
あやねと千鶴の追及に開き直ったくるみは、噂を流したのが自分だとあっさり認め、ジャマな爽子が嫌いで、『友達』ということも全てウソだったと言い放った。怒り心頭の千鶴らは、爽子に言い返すよう促すが、ショックを受けた爽子の目からは涙がこぼれるばかり。見かねた千鶴はくるみに対し、今後自分の友達を傷つけるようなことはしないよう忠告し、あやねは噂の出所がくるみであったことを風早に言いつけるとおいうちをかけた。
だが、くるみと別れた後、爽子はあやねに対し風早には噂のことは言わないで欲しい、と頼んだ。爽子は、風早に言ってもいいと言ったくるみの言葉が、本音ではないと気づいていた…。
千鶴らクラスメイトの女子たちがバレーボールで負けてしまって移動している時に、爽子は、くるみが試合に参加していないらしいと知った。くるみに、まだ自分の胸の内を伝えていないと気付いた爽子は、千鶴らに話をして、校内を捜し回る。
そんな中、集まっていた女子たちの前に風早とピンが現れる。風早が制止しようとするが止まらず、ピンはくるみが自分に片思いしていると女子たちに自慢げに明かした。女子たちは、ピンを好きになったくるみの神経を疑う。そばで話を聞いていた千鶴とあやねは、予期しないくるみへの誤解に、同情すらしてしまった。
一方、くるみを見つけた爽子は、面と向かって、自分は恋愛感情として風早が好きだと伝えた。これに対しくるみは、自分の方が風早とお似合いで爽子が相手なら勝てると思った、と言い返す。そして、風早が自分のことを好きじゃないことも知っていると言い、くるみの目から涙が流れた。これを見た爽子は、風早に恋するくるみの可愛らしさに、羨ましささえ感じたのであった・・・
いや~見てるこっちの、胸が痛い話でしたね!
友人だと思っていた人に裏切られた、爽子の気持ち。こぼれる涙。
計画が失敗に終わり、完全に風早を諦めなければならなくなった、くるみの心情。
正に悲劇。しかも、これ以上ない、というくらいの、ね……
矢野や吉田に叱責されても、くるみは反省したり謝ったりしませんでした。
むしろ開き直り、逆ギレ。
「爽子ちゃんはズルイ」と。
まあ、風早に好かれ、強力な友人も抱える、爽子の現状が羨ましく、
妬ましいのでしょうね。それは分ります。
しかし、「ズルイ」というのは、表現がおかしい。
爽子は、「暗黒の時代」というか、普通の神経なら登校拒否になっても不思議ではない、
「イジメ」のような過去を経験しています。
本人にそのような意識がないにせよ、「苦労人」なわけですから、
ハガレンの「等価交換」じゃないですけど、苦労した分幸せが訪れても、
プラマイゼロ。
ようやくハッピーな状況になった、その瞬間だけを捉えて「ズルい」というのは、
くるみの「エゴ」としか、言い様がないと思います。
「私のこと…嫌いだったの?」と問う爽子に、
「今頃、気づいたの?」
「友達なんて思ったことはない」
と暴露したくるみ。これはキツイですね~!
普通の人なら、こういう経験を乗り越える耐性がありますが、
爽子みたいな、ピュアなキャラには……頬を流れる涙が痛々しい。
吉田が激怒してくるみを怒鳴り、矢野は「風早に、このことをバラす」と最後通告。
まあ、謝らない限りは、当然の流れですよね。
くるみは、バレた瞬間に「全てが終わった」と理解していたでしょうから、矢野を止めない。
その場に座り込みました。
これが現実であれば、風早に情報が伝わり、くるみは破滅するはずですが……
そうならないのが、この作品の特徴というか、「爽子」というキャラクターなんですよね。
サッカーの試合中も、ずっとくるみのことを考えている爽子。
思い出すのは、優しく接してくれた時の、くるみの笑顔ばかり。
「嘘でも、嬉しかったよ」と、爽子。
ここで、僕の胸に「切なさ」という名の激痛が!
…くるみも、騙すならもっと性格の悪い子を騙さないと!
ピュアなキャラを騙すのは、罪が倍以上深くなりまっせ!
結局、くるみの元へ戻った爽子は、「風早君を異性として好き」と、くるみに独白。
くるみが本音を言ってくれたから、自分も……と。
この対応は多分、くるみが全く求めていなかったものだと
推測されますね。むしろ、その想いを封印させたかったはず。
「爽子より自分の方が風早を好き」「アンタなんかに泣いてるところを見られたくない」
などと、堰を切ったように本音をボロボロ言い出しましたが、中でも重要だったのは
風早が、自分のことを好きじゃないのは分ってる
と吐き捨てた部分。
……結局、そこだけはどうにもならない現実で、
だからと言って爽子と風早のカップル成立を黙って見過ごせるだけの、
心の広さも持ち合わせていないので爽子に嫌がらせをした。
それはとても子供っぽい感情で、この辺りがピンのいう「ガキ」を意味するのかもしれません。
本当に風早のことを大切に想っているのであれば、
彼の幸せを願うのが、真の愛情だと思いますね。
爽子を風早から引き離せば、風早が不幸になるだけです。
ああ、でも、「可哀想な人だな」とは思いますよ。
くるみの代わりに試合に出た女子生徒が活躍して、「あの娘がいないから勝てた」
「髪ちゃんと結べ」と、陰口を叩かれていた場面などは、違う意味で胸が痛みましたから。
くるみ自身は「みんなの前で、完璧にいい子」を演じている気でいても、
周囲の反応は、実はそうでもない…という悲劇。
ただ、「ピンに振られた」という噂は、彼女にとってプラスになりそう。
同情票を集める可能性も?
長くなりましたので、この辺で終わります!
あやねと千鶴の追及に開き直ったくるみは、噂を流したのが自分だとあっさり認め、ジャマな爽子が嫌いで、『友達』ということも全てウソだったと言い放った。怒り心頭の千鶴らは、爽子に言い返すよう促すが、ショックを受けた爽子の目からは涙がこぼれるばかり。見かねた千鶴はくるみに対し、今後自分の友達を傷つけるようなことはしないよう忠告し、あやねは噂の出所がくるみであったことを風早に言いつけるとおいうちをかけた。
だが、くるみと別れた後、爽子はあやねに対し風早には噂のことは言わないで欲しい、と頼んだ。爽子は、風早に言ってもいいと言ったくるみの言葉が、本音ではないと気づいていた…。
千鶴らクラスメイトの女子たちがバレーボールで負けてしまって移動している時に、爽子は、くるみが試合に参加していないらしいと知った。くるみに、まだ自分の胸の内を伝えていないと気付いた爽子は、千鶴らに話をして、校内を捜し回る。
そんな中、集まっていた女子たちの前に風早とピンが現れる。風早が制止しようとするが止まらず、ピンはくるみが自分に片思いしていると女子たちに自慢げに明かした。女子たちは、ピンを好きになったくるみの神経を疑う。そばで話を聞いていた千鶴とあやねは、予期しないくるみへの誤解に、同情すらしてしまった。
一方、くるみを見つけた爽子は、面と向かって、自分は恋愛感情として風早が好きだと伝えた。これに対しくるみは、自分の方が風早とお似合いで爽子が相手なら勝てると思った、と言い返す。そして、風早が自分のことを好きじゃないことも知っていると言い、くるみの目から涙が流れた。これを見た爽子は、風早に恋するくるみの可愛らしさに、羨ましささえ感じたのであった・・・
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