今回は、主人公視点ではなく、マゼンダ（莉緒）にスポットを当てたストーリー展開。

両親に不信感を持った。だから死んでも……そんな心理状態。

父親の浮気と、それを知って平静を装う母親？

あるいは話し合って和解したのか……ただ、それは作品上重要ではない。


確かに、「この世からいなくなっても構わない」人間が、拉致されて抵抗するのは、

理屈に合わない。

それを敢えて試す人間（折原）は、悪人なんでしょうか？

要は「死ぬ覚悟があるのかどうか」。

屋上から落ちそうになった時の、表情を見れば……多分、なかった。

でも、それを指摘されて、本当に飛び降りたら……

「首なしライダー」がファンタジー展開で、助けてくれました。

第１話に続いて、あのライダーは「善」な行動の連続ですね。


今回は、神谷さんのスカした喋り方が、印象的でしたね。

戸松さんと、２人の掛け合いが見事。

沢城さんのナレーションも、さすが。

やっぱり、声優陣が豪華ですね。

有名どころばかりで、圧倒されるというか……溜め息が出ます。


キャラ同士の、台詞のやり取りが、アニメすぎずにドラマ風で、

個人的にとても好きです。

若干、話の流れや会話の意味が、視聴者に理解し難い面はあるかも？ ですが…

とにかく、シリアスな作風のアニメとしては、今期ナンバーワンでしょうね。



来良学園の入学式。さまざまな思いを抱え集った生徒たち。新たな門出に胸を弾ませる者、俯きがちに自己紹介をする者、入学早々休学を宣言する者、空いたままの、座る者のいない席。
そんな中にいた、どこか陰のある一人の少女、神近莉緒。
平穏な日常にふいに生じた亀裂。それを覗いてしまった彼女は、本当なら2日前に死んでいたはずだった。