学校では五十鈴や眠など、何人かの席が空席になっていた。殺人鬼の正体が眠であったこと知り、いまだに信じられない博士。そんな折、かなめから都市伝説調査の途中報告を受ける。なんでも嫦娥狼は人間並みの知能をもった人狼で、今も種として生きながらえている可能性があるらしい。
調査を続けるというかなめと別れ、香織の家までマナを迎えに行った帰り、博士は偶然出会った賢木から嫦娥町に正体不明の殺人集団がいることを聞く。





かなめ「お話があります。放課後、図書室に来て下さい」
博士「え？ う、うん…」

博士「話ってなに？」
かなめ「雛見沢に伝わる、人狼の件です」

博士「人狼？ ああ、ミッドナイト・シャッフルとか、光一とか…」
かなめ「それは銀狼です。ネタが古いですよ、博士君」

かなめ「とにかく私は、雛見沢症候群と人狼の関係性について、調査するつもりです」

かなめ「これから、郷土資料館に行ってオヤシロ様について調べて来ます」
博士「あの…一応言っておくけど、これ【ひぐらし】じゃなくて【おおかみかくし】だからね？」

かなめ「【ひぐらし】じゃない？ だって、貴方のお父様が、以前…」

かなめ「じゃあ、オヤシロ様は実在するんですね！？」

ヒロシ「きっと、ラピュタと共にあるはずだよ」

博士「ごめん、ウチの父さんバカなんだ。だから信じないで」

かなめ「私が美人すぎるせいか、拉致られました！ 誰か助けてください！！」

「貴方も、一誠さん好きになっちゃって、捕まったの？」

かなめ「私は、ガチホモなんか好きじゃありません！！」