「僕は数に頼る！」（帝人）

帝人ＶＳ矢霧姉＆弟……な展開かと思ったら、

実は帝人の過去話…掘り下げ回。

そんなお話でしたね。


「取引がしたい」と波江に交渉した帝人。

「正義」というロマンを語る帝人に、「黒いリアリスト」である波江は、

「交渉の余地なし」と判断する。

見事に、考え方の違う２人でしたね。


帝人は、波江が「弟命」で行動していることに、失望したようです。

「そんな理由で、人を殺したりしていいはずがない」と。

セルティの件も含めて、いろいろ他人に迷惑かかってますからね。

で、Ａパート終了寸前に、携帯電話を頭上に掲げて

「だから僕は数に頼る！」ですか。


帝人本人は、あれをカッコいい決めポーズだと思ったのかも？ ですが…

僕は、なんかちょっとアレだな～って感じでしたね。

確かに、民主主義国家の一般人としては、正しい方法論かもしれないけど…

逆に言えば「他人に頼らなきゃ何もできない」というか。

ダラーズのリーダーが、あんなに無力でいいのか？ という感じで。

折原とか、平和島とか。

セルティとかであれば、「個の力」が優秀なので、リーダーに相応しい気がするんですけど。


で、Ｂパートは、帝人がダラーズを創設した経緯説明。

田舎で、東京に憧れていた学生が、パソコンを手にして覚醒した、と。

インターネットの世界に、魅せられてしまったわけですね。

…普通だ。

彼は、あまりにも一般人すぎる。

「ダラーズ」は、最初軽い気持ちで作ったら、帝人の手を離れて大きくなっていったわけですね。

悪用されたり……ただ、帝人が「壁の落書きを消せ」と提案すれば、それを実行する者もいる、と。

面白いシステムですね。


最後は「ダラーズ一斉送信メール」で波江を幻惑した帝人ですが、

弟にナイフ攻撃で襲われる！　という場面でＥＮＤ。


セルティが、キレて波江部下と戦闘していた場面が、見せ場でしたかね～？


ダラーズと帝人の関係性は、大体予想通りだった感じで、意外性はありませんでした。

とりあえず、今度僕もダラーズに入会しようと思いますｗ

あ、パスワード知らないから、入れないやｗ





行方不明になった杏里の親友、デュラハン、首に傷のある女、矢霧製薬、人身売買。そして、ダラーズ。バラバラだったピースがひとつずつ嵌まっていく。池袋の繁華街。雑踏の中、波江と対峙する帝人。緊張に強ばりながらも、その瞳はまっすぐに波江を捉えていた。すべての謎と欺瞞を暴くために――。
その二人を見下ろすようにビルの屋上に佇むセルティは、新羅の言葉を思い出し、自問する。首を探し続けた自分の存在意義とは一体なんなのか。そしてそんなセルティの悩みさえ覆い尽くすかのように、夜の街に人影が次々と増えていた――。