「私は神谷浩史を愛しているの」


「でもヒロＣは、私を拒絶した…」


「貴方のせいよ、園原さん」


「待ってください、誤解です…私はヒロＣのファンじゃありません」


「確かに、私の中の人は、ラジオでヒロＣを【カッコいい】とか言ってましたけど…それは私とは関係ありませんから」



「…園原さん、貴方の意思なんてどうでもいいのよ」


「花澤がヒロＣを褒めたことが許せないの！」


「ヒロC! 好きよ！ ヒロＣ！ ヒロＣ！」


「僕はヒロＣじゃなくてタカCです！」


「1つ聞かせてくれ。お前ら、何で俺のことが、そんなに好きなんだ？」


「声が小野Ｄだからよ！」


「小野君は俺も好きだよw」





斬り裂き魔に狙われたのは杏里だった。その様子を車中から偶然目撃した門田達は、杏里を救出するため行動を起こす。
さらにはそこに静雄とセルティも加わり、斬り裂き魔はついに倒され、その正体を明るみにされた。だが胸を撫で下ろしたのも束の間、セルティはチャットの書き込みに驚愕する。一方、自宅に戻った杏里の元を訪ねてきた、ある人物とは――。



シズちゃんが罪歌を倒したと思ったら、

街の人間が皆目赤くなって、

大変なことになってましたね。


園原が狙われたのかと思わせて、

実は彼女が「母」ですか？


まあ、ある程度予想してましたけどね。

だってそうじゃないと、何度かあった危険な

場面を、彼女が回避できた説明がつかない。