2009/09/18 07:07:27
最終回です。いや、この展開じゃあ
「両親に悠貴の死を報告できない」と、公園のブランコに腰掛けていた未来。
しかし、悠貴の霊的な物が現れ、「一緒に家に帰ろう」と促す。
これは、この先の複線。フラグ。
家に着いたら回収される、フラグ。
未来は、実際には１人なんですが、自宅へ帰還。
家に戻った未来。
誰も迎える人はいない。
そして、ついに……ここで悠貴と永遠の別れが来ます。
「おねえちゃん……ありがとう」
悠貴の、安らかな表情から、未来は全てを悟ります。
姉を無事に、家に送り届けること。
そして、その時は、自分も一緒にいること。
それだけが、悠貴の望みだったんですね
その願いが、不本意な形であるにせよ、実現した。
だからもう、悠貴に思い残すことはない。
段々と姿が薄くなり、消えゆく悠貴。
もう、発する言葉も未来には聞き取れません。
悠貴の「魂」は、死んだ後も姉と共にあった……
そういう意味でしょうか。
僕的に、ここ数話感じていた違和感が解消されて、心が落ち着きました。
そういう意味で、未来にだけ悠貴が見えていたなら、演出に納得できます。
泣いている未来を呼ぶ声。
母親です。
未来が生きて戻ってくれたことに、号泣。
抱き合って再会を喜ぶ２人の背後に、大分薄くなった悠貴の魂が！
２人を、見守る
悠貴の笑顔は反則でしょ？
ここでかなり涙腺が緩みましたが、なんとか堪えました。
続いて、入院している父親と再会した未来。
病室で、悠貴の死を「自分のせい」と懺悔する未来。
それを慰める両親。
時間経過。
普段の生活に戻った未来たち。
しかし、未来はずっと落ち込んだまま、元気がない。
母親が連絡したようで、真理さんが未来の元へ。
悠貴の遺品、バックを未来に渡す。
バックの中には……未来が捨てた、携帯電話。
悠貴が拾ってくれたそうです。
メールチェックをした未来は、大変な物を発見。
悠貴が生前、真理の携帯を使って、未来の携帯へメールを送信していました。
平仮名だらけのメールが、余計に悲しみを増幅させます。
内容は、まあよくある「頑張って家に帰ろう。帰ったら…」という感じ。
でも、悠貴からの、最初で最後のメール。
貴重ですよね。
バックの中には、地震があった日、お台場で買った、母へのプレゼントがありました。
真理が、購入を断念して、譲ってくれた物です。
そして、悠貴が書いた、両親と未来の似顔絵。
それを見て、また号泣する母親＆父親。
ここで、
僕の涙腺が崩壊しました
いや、無理です。
こんな画、
泣くに決まってるだろ！
過去の作品でも、よくあるパターンなんですけどね……
あんまりこういう作品では泣かないんですが、ここは泣いた。
泣いたのは、ギアスＲ２の最終回以来だと思います。
そういう意味でも、このアニメ、ヤバイっすね！
最後は、夏休みも終わって、学校に通うようになった未来が、悠貴の植樹した
マロニエに水を与え、これからしっかり生きていこう、と決意して、ＥＮＤ。
☆総括
序盤は、かなり危険なレベルのアニメでしたが、悠貴の退場ネタから一気に加速。
というか、最後４話くらい、全部そのネタで持っていきましたね。
この手法で、ここまで感動や切なさや胸の痛みを感じさせてくれた作品は、
最近なかったと思います。
最終回付近の数話は、「神回」ではないにしても、「凄い物を見せられた」
と僕に強烈なトラウマを残してくれました。
正直、悠貴の死が衝撃的過ぎて、最近他のアニメが楽しめません。
同じノイタミナ作品の「東のエデン」とは逆パターンで、序盤ダメ→終盤が良作。
最終回も、ストーリー展開は大体予想通りでしたが、演出に泣かされました。
もう１度、悠貴が死んだ回辺りから、見てみようかな……と思います。
とにかく、最後は凄いアニメでした！
今回で「東京マグニチュード８．０」の記事は終了。
これまで、コメント＆トラックバックして下さった皆さん、
ありがとうございました！
ノイタミナの次回作で、またお会いしましょう！
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