君に届…かない。


くるみ「私、風早が好きなの！！」


「ごめん…胡桃沢。俺、お前みたいに
腹黒い女、チョー苦手」


「俺が好きなのは…
裏表のない、とっても素敵な人なんだ！」


「それ、【アマガミＳＳ】の
絢辻さんじゃない！　風早、最低！！」



…と、いうわけで。

ついに「君に届け」の２期開始しますね。

まずは、１期の「くるみ編」の総集編…という感じで。


ちょいちょい新作カット入ってるみたいですけど、

それはくるみの愚痴みたいな場面で、要は

１期を見ていた人にとっては、「もう知ってるよ」

という情報ばかり。


作り手側の感情が入りすぎているというか…

くるみをどうしても正当化したい、悲劇のヒロイン、

本当は風早の彼女に相応しいのは、爽子ではなく

くるみ…という描写を視聴者に押し付けすぎ

な感じがします。



情報操作…というんでしょうかね。

世界は「くるみを中心に回っている」のではなく、

風早の女性のの趣味や、爽子の幸せな人生という

ルートも存在しています。

ですから、くるみの思い通りにことが運ばなかった

ことを、延々と愚痴られてもなあ…という印象です。

１期で、散々見せられた話ですからね。


「辛い、悲しい」という場面ばかりシリアス風に

強調して、彼女が「黒いアクション」を起こす

場面は、ギャグ調の音楽とデフォルメされた絵で

悪行の印象を弱めようとする。

作り手側の作為性を感じ、少々疑問に思いました。

これでは、視聴者の見方を１方向に限定してしまう。

爽子が、くるみの仕掛けた罠のせいでイジメにあい、

吉田たちが救出して泣くシーンをカットしているのは、

「くるみを良く見せたい」という狡猾さを感じます。



くるみが「ウザイ、嫌い」という人もたくさんいますし、

彼女の考えに同情や同調できない人もたくさんいます。

ヒロインである爽子と、風早のラインを望む人も

普通に考えれば多いでしょう。

そういう層にとって、このエピソードは、

結構、視聴が苦痛ではないか？

そう感じました。


１期のときも思ったのですが、「先に知り合う」

というアドバンテージがありながら、

風早はまったくくるみに恋愛感情を抱くことなく、

後から現れた爽子に一目ぼれしているわけです。

その時点で、くるみは最早勝負する舞台にすら

立っていない…そう自覚すべきではないか、と。

１期を見ていたときは、そう感じていました。


原作はチェックしていないのでわかりませんが、

ここにこのエピソードを持ってくるということは、

２期ではくるみが活躍するんでしょうかね？


あと、気になったのは…

最後のトドアナのコーナー、１期であれほど

不評だったのに、２期もやるんだ！

というサプライズですかねｗ